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2003年7月12日(土)問題は東大卒の人達の感覚と庶民感覚のギャップにあると痛感 「年収300万円時代の経済学」森永卓郎
またまた久しぶりの更新です。半年に1回しか更新できてません。もっとがんばれ=>自分
今年の教科書シーズンもおかげさまで無事に終わり、少しほっとしているところです。
今回はまた森永卓郎さんの本を題材に書かせていただきます。
この本の「まえがき」には以下の様にあります。
彼らは青い目の部隊を前線に押し立てて、これまでの日本経済や社会のしくみを崩壊し尽くそうとしている。
建前上、それは日本経済が新しい時代に生き残っていくための「構造改革」であるとされている。しかし、その本質は、
新興の金持ちが旧勢力を追い落としていく一種の派閥争いにすぎない。
うーん、さすが卓郎さん。私が持っている実感を上手に言葉にしてくれました。感謝です。
そういえば確かバブルの原因についての説も「日銀確信犯説」と「日銀無能説」に集約された感がありまして、
私、「日銀自体が意思を持っているのではなく、何物かの勢力にとりこまれているんだろうなあ」
って感じを持ってたんです。
ちなみに、私の店の周りは場所柄バブル時代には地上げの集中攻撃にあい空き地だらけになりましたが、店のとなり
と裏には去年の暮れにマンションが建ちました。また、近所の空き地の多くはまとめられて2年前ぐらいから再開発だの、
高層タワーマンションだのの建設ラッシュが起きています。これらの状況を20年間肌で感じている私の感覚でいいあら
わすならば
「地上げの完成間近!!」って感じなんです。
私にはバブル時代とそれに続く不況が別の勢力によって起こされたとはとても思えません。
仮にバブルの仕掛け人と現在の不況の仕掛け人が同じ「勢力」だったとして、
「新興勢力」って一体どんな「人」が造ったどんな「勢力」なんでしょうか?。
問題はそこですよね。その「新興勢力」っていう勢力は一体良い勢力なのか、悪い勢力なのか?。
そして、彼等は一体どんな理由から街を現在の様な姿にしているんでしょうか?。
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私、去年の今頃「バブル」について色々考えみました。この中で私なりに得た結論があります。それは
「バブルは良い事である。ただし、対象となる土地に愛着を持っている人を除いては。」
というものです。
そして、今近所や東京中で行われている再開発についても同じ様な感覚を感じています。
再開発を行うとその地域を外から見る印象は確かに良くなり、今までより少しだけ多くの人が他の地域からその地域に「観光に」
来る様になります。しかし、大概の場合住人は減っている様に感じます。実際、家の近所の白金1丁目再開発地区、六本木ヒルズ
共に、出てゆく住人の半分くらいしか戻って来ないと聞いています。
そして、その地域が活性化するためには住人が多いことが圧倒的に有利なのです。
これらのことから推定されること、それは
「東京都心の再開発は外から見れば良いことが多いと写る。しかし対象となる土地とその近所に住む人にとって
は悪いことの方が多い」
ということです。
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このことから導きだせる結論は
「上で述べた「新興勢力」っていうのは悪ではなく、むしろ善だが、住人の気持ちを思いやることができない勢力である。」
と、いうことができるでしょう。
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「住人の気持ち」?????
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これもまた経済学や最近の風潮では軽視されがちな言葉です。でも実は私、これが再開発等で創造される
経済価値を引き出す必要条件であると感じているのです。
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あれ?、これまでの内容を総合すると最初に引用した森永卓郎さんのことばの
「青い目の部隊を前線に押し立てて、これまでの日本経済や社会のしくみを崩壊し尽くそうとしている。」
勢力は「概ね善」の勢力であるということになってしまいます。
ありゃりゃ!、なんか最初の引用で訴えかけられる印象と随分と変わってしまいました。
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「概ね善」の勢力が「住人の気持ちを思いやること」ができなくて「経済価値を引き出せず」にいる?????
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じゃあ、住人の気持ちを伝えてその「概ね善」の勢力と協力すれば良い結果が生まれるんじゃない?。
うわー、またすごいこと思いついちゃったなあ!!!。(本気モード)
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